
弊社では「EIDOLON FORMULA(アイドロン・フォーミュラ)」ブランドのニューモデルとして「フェラーリF187-88C」の1988年イタリアGP仕様を今夏発売致します。
無事閉幕した第52回静岡ホビーショー会場でもサンプルモデルを展示しておりましたので、ご覧になられた方も多数いらっしゃると思います。
1988年と言えば現在弊社アイドロン・フォーミュラで発売中のマクラーレン・ホンダMP4/4が16戦15勝と猛威を揮った年ですが、そのマクラーレンが唯一取りこぼしたレースがモンツァで行われたイタリアGPでした。
フェラリスタ的視点から言うと、エンツォ・フェラーリ御大の死去から一ヶ月後に行われたイタリアGPで奇跡的な1−2フィニッシュを遂げ、最強を誇ったマクラーレンの16戦全勝を阻止した忘れる事の出来ない88年モンツァ仕様です !!!!!
1988年シーズンのフェラーリは前年にマクラーレンから引き抜いたジョン・バーナード加入の効果もまだ表れず、革新的なニューマシン投入も見送られ、前年マシンの改良型での戦いを強いられました。それでも新規開発したV12のNAエンジンをF187シャーシーに搭載したハイブリッドマシンF187-88Aを秘かにテストするなど試行錯誤を続けていましたが、マクラーレン・ホンダとの差は明らかでした。
例年通りモンツァ・サーキットで開催された1988年のイタリアGPでは、予選でマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナがポールポジションを獲得し、チームメイトのアラン・プロストも2番手に着け、マクラーレン勢の後ろにフェラーリのゲルハルト・ベルガーとミケーレ・アルボレートが続くかたちで決勝スタートが切られました。この年すでに11戦11勝という圧倒的な強さを誇っていたマクラーレン優勢と思われていたレースは予選順位のまま周回を重ね、セナ、プロストのマクラーレン勢を追うベルガーとアルボレートのフェラーリ勢という図式でした。しかし、スタート時からエンジン不調を訴えていたプロストが35周目にピットインするとそのままリタイアし、マクラーレン勢の一角が崩れます。一方のセナは燃費に苦しむ中トップを走り続けていました。レースも残り2周となったところで、病欠したナイジェル・マンセルの代役としてレースに出場していた周回遅れのジャン=ルイ・シュレッサー駆るウイリアムズに第1シケインで追いた矢先、前を走るシュレッサーが一つ目のコーナーでブレーキングに失敗してレーシングラインを外れて失速してしまい、丁度抜きに掛かったセナのマシンと接触してしまいます。縁石に乗り上げたセナは再スタートする事が出来ずマシンを降りると、一躍首位に躍り出たベルガーと、それに続くアルボレートのフェラーリ勢が地元モンツァで劇的な1−2フィニッシュを飾ります。
まずは静岡ホビーショーにも展示しておりましたサンプルモデルをご覧下さい。
これまでのアイドロン・フォーミュラ製モデルと同様、プロポーションから細部ディテールの再現に至るまで、完成度の高いモデルとしてリリース致します。
サンプルモデルは未だ優勝したベルガー車のみですが、モデルとしては2位のアルボレート車もリリース致します !!!!!










このF187-88Cモデルもこれまでのアイドロン・フォーミュラ製モデルと同じく前後のサスペンションアームは真鍮製のロストワックス・パーツによる再現です。
真鍮ロストワックス・パーツを使用する利点として実車同様のアーム形状の再現と、完成後の強度を得られる点にあります。また、画像でもご確認頂ける通りフロントのサスペンションアーム基部も見所満載の処理で再現しております。
発売までもう少し御待ち頂くことになりますが、これまでのモデル同様にどうぞご期待下さい。
アイドロン・フォーミュラでは今後、F187-88Cと同じイタリアGP仕様のマクラーレン・ホンダMP4/4も発売致します !!!!!
マクラーレン・ホンダMP4/4が唯一勝利を逃した超マニアックなモデルです。
□ フェラーリ F187-88C イタリアGP 1988 ウィナー 希望小売価格 予価 各26,250円(税込) -ウェブショップ・リンク-
□ FE005A:イタリアGP 1988 ウィナー No.28 G.ベルガー
□ FE005B:イタリアGP 1988 2位 No.27 M.アルボレート
EIDOLON、VISION 製造/販売元
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